デルタ社の万年筆「オールドナポリ」です。 2006年3月に輸入雑貨卸店で新品購入しました。 ペン先は18金で、サイズはM。カートリッジとコンバーターの両用式です。色はブラックになります。 購入したものの、細字を好むようになり、中字である本商品の使用頻度は少ないです。 万年筆本体の外観は、通常使用に伴うスレと、一部メッキの剥がれがあります。 ペン先は硬めで、しなりはほとんどありませんが、インクフローは潤沢で滑らかな書き味です。 写真9枚目をご覧ください。　 上が筆圧をかけずにほぼペンの自重で向かって左から右にゆっくり引いた線で、下は適度に筆圧をかけて同様に引いた線です。「ありがとう」は手の力を抜いて、指をただ添えるようにして書いてみました。 ペン先はオリジナルのままで、ペンクリニック等でのペン先調整はしていません。 付属品は10枚目に写っているものが全てです。(スペアコンバーター付き) さて、本商品に(注意点あり)としましたのは以下の理由からです。 先にも少し書きましたが、尻軸の装飾リングのメッキが浮いて剥がれています。(写真4〜6枚目) 何かにぶつける等の衝撃を与えた事はなく、自然に剥がれてきました。今回出品するにあたって直せないかを輸入元に問い合わせたのですが、デルタ社が廃業したため修理はとのことでした。 メッキ剥がれがありますので「傷や汚れあり」としましたが、それ以外は程度良好です。この様な品にご理解いただける方に、ぜひとも滑らかな筆記を楽しんでいただければと思います。 以上、よろしくお願いいたします。