生地の薄さや白化粧の色合いから、おそらく作家60代以降の作品と思われるデミタスカップです。rrサイズは概ね次の通り。rrカップr直径：8.0cm (持ち手含まず)r高さ：6.2cmrソーサーr直径；13.3cmr高さ：2.8cmrr前述したように薄く挽かれた生地は、陶器全体の形にも変化をもたらしました。カップの形と絵付けは、同じ直線的なラインですっくと立ち上がり、その土台を黒釉が施された小ぶりの高台がきゅっと引き締めている感じです。rソーサーも、細めのリムと内面との境目が明確で、皿の高さはないけれど深さのある空間が生まれています。rrデミタスカップらしい軽い使い心地は、従来の加山作品のイメージをいい意味で裏切るのではないでしょうか。rrなお、糸底近くに白く見えている(最後の写真)のは白化粧のはみ出しで「欠け」ではありません。r未使用ですが、15年ほど自宅保存されていたことをご理解ください(出品前に一度水洗いしました)。